元祖ボンカレー中辛のレビュー評価【日本が誇る世界初のレトルトカレー!】★2.9

今回レビュー評価するレトルトカレーは「元祖 ボンカレー 中辛」です。

昭和を代表する女優「松山容子ようこ」のホーロー看板をイメージしたパッケージで、なんとも古き良き時代のレトロ感が満載!

現代のレトルトカレーコーナーでも異彩を放つデザインは、ついつい手に取らずにはいられませんでした。

またパッケージの白い部分が真っ白でなく濁っているところにも、当時を明確に再現したいという意図を感じます(最初は薄汚れているのかと思い、手にした時に自分の服で拭きましたw)

保存量を使わずに長期保存を実現させた「大塚食品」が…

1968年(昭和43年)2月12日、世界初の市販用レトルトカレーとして販売を開始させた歴史的なカレーです!!!

さらに改良を加え、翌年5月には全国展開!

今では知らない人はいないと言える有名な「ボンカレー」は、レトルトカレーの元祖なんですね!

そんなボンカレーが【発売当時の味を再現した】レトルトカレー!!!

CDのジャケ買いならぬ、レトルトカレーのパケ買いをしてしまった「元祖ボンカレー」の味はいかに…!?

元祖ボンカレーの商品概要

販売 大塚食品
購入 214円(税込)
定価 270円(税別)
容量 内容200g(202kcal)
種類 中辛のみ
調理 電子レンジ可・湯煎
原材料を表示する

野菜(じゃがいも(国産)、にんじん)、牛肉、ソテーオニオン(たまねぎ、大豆油、なたね油)、小麦粉、豚脂、カレー粉、砂糖、食塩、チャツネ、ウスターソース、トマトケチャップ、ポークエキス調味料、香辛料/調味料(アミノ酸等)、香料、リンゴ抽出物、酸味料、(一部に小麦・牛肉・大豆・バナナ・豚肉・もも・りんごを含む)

アレルギー成分を表示する

小麦・牛肉・大豆・バナナ・豚肉・もも・りんご

元祖ボンカレーの実食レビュー!

では、いよいよ… 今から57年前に発売された世界初のレトルトカレーを味わいたいと思います…

ごくり・・・

まずは見た目ですが「じゃがいも・玉ねぎ・人参」は国産野菜を使用ということで、煮込まれた玉ねぎ以外はしっかりと形が残っています。

香りは弱くスパイス感はほとんどありません…

味は全体的にぼやけていて、スパイスの尖った味は皆無…

現代カレーと比べてパンチに欠け、マイルド感しかありません。

そのため「旨味・コク・深み」にも欠けた味です…

これがカレーと言っていいのか?と、思うほどになんとも薄過ぎる味です…

逆に良かった点と言えば、世界初と言われるレトルトカレーの味が知れたことでしょうか…

商品は中辛表記ですが、実際には「甘口」レベル。

小学校入学前の子どもでも食べても大丈夫な、マイルド過ぎる味わいだと思いました。

元祖ボンカレーをおすすめする人

カレーを作る際、とにかく牛乳で薄める人には嗜好が合うのかな?という味です。

元祖ボンカレーを一言で味を表現すれば「牛乳で薄めたようなマイルド感しかない、材料の全てを台無しにしたカレー」です。

牛乳っぽさがあるのは「大豆・バナナ・もも・りんご」などの原材料や抽出物を使用しているからだと思われます。

  • 甘口カレーが良い
  • 薄いカレーが好き
  • ミルク感があるカレーが好き
  • 子ども向けのレトルトカレーを探している

そういう人に合うのではないでしょうか?

無理にでも良い点を挙げるなら「小さなお子さんと大人が一緒に食べられる味」と言えば聞こえが良いかもしれませんね…

しかしそれは一般的に、市販のルウで家族全員分のカレーをまとめて作る場合ですので、レトルトカレーには当てはまらないと言えますね…

元祖ボンカレーの総評

はっきりと言ってしまえば「美味しいとは言えないレトルトカレー」です。

とは言っても「変な味」という訳ではなく… ただ、ただ、薄味なんです…

色々な原材料が中和して、味の良さを打ち消し合っている感じですね。

果物を入れて隠し味とマイルド感を出したいという「ザ昭和感満載」のテイストです。

米一合で食べたのに満足感は全くなく、味が薄いため序盤からペース配分が悪いと分かっていながらもご飯が残る始末…

微塵もリピート買いをしたいと思いませんでした。

レトロテイストでノスタルジックな雰囲気に期待度が高まりましたが、冷静に考えると約60年前の味が美味しい訳ありませんね… ^^;

味は時代に合わせて進化するのですから。

ただし【レトルトカレーの歴史を知るうえでは重要な存在】だと思います。

当時の味を再現させた大塚食品のノウハウはさすがの一言。

1972年2月19日の「あさま山荘事件」で注目された「カップヌードル」の3年も前に「ボンカレー」が発売されていたんですね。

備考
  • 1958年(昭和33年)8月25日:日清食品が世界初のインスタントラーメンとなる「チキンラーメン」を発売
  • 1968年(昭和43年)2月12日:大塚食品が世界初の市販用レトルトカレーとなる「ボンカレー」を発売
  • 1971年(昭和46年)9月18日:日清食品が世界初のカップ麺となる「カップヌードル」を発売

1972年2月19日、連合赤軍が軽井沢の「あさま山荘」に人質をとって立てこもった。

山荘を包囲する警察官の非常用食料として「カップヌードル」が配られ、それを食べる様子がテレビ中継でくりかえし映し出された。

その後、「カップヌードル」は火がついたように売れ、生産が追いつかなくなった。

あさま山荘事件 カップヌードル


引用元:日清食品ヒストリー「1972.2 あさま山荘事件で機動隊に「カップヌードル」が配られた」

ボンカレーの発明があったからこそ、今の進化を重ねたレトルトカレーがあるのではないでしょうか…?

ちなみに元祖ボンカレーの口コミや評価で「懐かしい味・給食を思い出す」など言っている人もいますが、それはナンセンス…

薄くて辛くないカレーですので、子どもの頃に食べたカレーを彷彿とさせるものはあるでしょう。

しかし…

ボンカレーは「レトルトオンリー」で、カレー粉(ルウ)の販売はしていません。

実際に学校給食で定年まで仕事をしていた人に、使用しているルウを聞きました…

答えは「バーモントカレーの甘口」です。

地域で違いはあるかと思いますが、ネットでも「バーモントカレー」という回答が。

給食のカレーの方が断然に美味しいです…

歴史的な価値があるカレーだと思いますが、この価格なら200円以下でも美味しいカレーは他にもあるかな…

今回食べた「元祖 ボンカレー 中辛」の評価は以下の通り。

総合評価は「S・A・B・C」のランク付けで「★3.4以下」の【C低評価】です。

香り
2.9
旨み
2.9
深み
2.9
辛み
2.4
コスパ
3.6
総合評価
2.9

元祖ボンカレーの口コミと購入先